明日帰るよ
1ヶ月間東京にいた。
でもね、スケジュール帳を無くしちゃって、具体的にどんな日々を過ごしたかちゃんと思い出せない。思い出す必要なんてないけれど。リズム、反復、刻むために思い出したいの、なんども縁をなぞりたいんです。この今は複雑怪奇でついていけない。
バイトを始めてからスケジュール帳に毎日欠かさず日記を書いていた。自分を保つため、「ゆりなちゃんはそっちの人間じゃないよ」って私は私のティーシャツを引っ張ってあげていた。でもその手帳がどっか行って、シフトも送れないですし、君にラインも返せない。
星野さんの歌を聴いている。
とても良い。朝みたいな空気・宅録のノイズが、今日の夜の部屋環境音と仲よさそうです。聴きながら、1ヶ月。思い出せるだけ、思い出してみたい。
10/8 内藤礼の個展行った。
10/9 友達のお通夜
10/10 何したか覚えてないけど、携帯のカメラロールには井上瑞稀くんの画像が何枚も保存されている。
10/11 小学校の同級生と呑んだ。
10/12 ご近所友の会のメンバーに小3ぶり遭遇。クランプする人になってた。この日は化粧をしていた気がするけど、何しに外へ出たんだっけ。あ、下北でゴジゲン『君が君で君で君を君を君を』みた。
10/13 友達が出てる演劇をみた。そのあと友達とココスに行った。兄の芝居をみた。なんかのタイミングで父親のことを恥ずかしいと思った。
10/14 家で一日中 映画見てたんだと思う。
10/15 バイトした 『若おかみは小学生』が最高だった。あの歳で滅私。おっこなんて気安く呼べない。おっこ様。
10/16 忘れた 多分家で映画見てた。
10/17 同上
10/18 あ、思い出した。この時らへんブレイキングバッドはまっていた。最終話まで見終わったもんね。エゴとプライドの泥水の中にたまーにさす先生×生徒(bl)の光に癒されて。ほんとたまーに。この日高円寺で呑んだ。ほとんど初対面だった。次の日遊びに行くって約束した店にはまだ行ってないことを今思い出した。
10/19 友達と『アンダーザシルバーレイク』みた。パンフ含め120点。その帰りもなんか見た気がする。なんだっけ。
10/20 何したか忘れた。携帯のカメラロールには雨の中タグのついてる傘の揺れるタグを３０秒くらい撮った映像が。
10/21 she isのパーティーに。大切な友達（と言っていいかわからない）に会った。たくさん本を買った。開高健の『風に訊け』嫌なことがあったら辞書みたいに引いていこう。
10/22 その大切な人がずっとお家に泊まってた。等々力渓谷とか行った。
10/23 ピザ食べたいね、とかお喋りしながら。結局家で鍋。いろんな話をした。EXILEさんの動画も見た。
10/24 バイトしていたっぽい。お母さんと買い物した。
10/25 赤い布を歩いた。この日から色々おかしい。初対面との会話に吃音発揮しまくり。タカが外れて私が知らない言葉を私がしゃべり出したり、へんな態度をとったりしてしまう。
10/26 何してたか忘れた。青年団『ソウル市民』を見た。誕生日。数年前働いていたファミマのテラスで友人に祝ってもらった。なんかすごく恥ずかしかった。
10/27 映画祭で映画見た。数年前彼女に向けて歌った歌を思い出してる中、彼女にカメラを向けられた。人生がよくわからなくなった。終電で帰り、小学校の同窓会に顔を出した。昔流行ったリズムネタをみんなでやった。『あの日々の話』の彼らみたいだった。
10/28 映画祭で映画を見た。好きな人がたくさんできた。映画の裏にはこんなにもたくさんの人がいるのだと、『牛に願いを』の大好きな台詞(記憶書き換えの可能性大)「牛乳瓶の裏には人がいる」という台詞。そんなセリフあった？
10/29 映画祭で映画を見た。その前はバイトをしてたっぽい。岸本佐知子編訳『変愛小説集』面白かった。岸本先生のあとがき「常軌を逸した設定であるからこそよけいに、愛というものの真の姿を、ありありと浮き彫りにしているかのようにも思えるのだ」わかるよ。
スタバで知り合いの映画監督の作業する猫背を見つつ、目が合ったら挨拶すればいいや、と思った。Evernoteにはこんなメモ「志賀直哉 精神のリズムの強弱、問題はそれだけだ」謎
10/30 映画祭で映画を見た。あ、そうそう毎日パーティーがあるんだよね。ミーハー魂炸裂させて、皆勤賞。EXILEさん会いたくって。
10/31 バイトしてたっぽい。
11/1 映画の上映前死ぬほど苦しかった。初めての感情をゲットした。映画そのものは面白かった。美しいちゃぶ台返し。私の作品は苦しそうだと思った。
11/2 朝まで飲んでた。好きな人がたくさんできた。いろんな人に嫌われた気がする。吃るときわたしの脳みそはどこか遠いスポーツジムのトレーニングマシンの上で小さく震えている。そうゆう自分に真摯に向き合うともっと言葉が出てこない。気にしてるのは私だけ。
試写会。みさちゃんが手紙をくれた。「自分自身を抱きしめてる感じが伝わりました。で、抱きしめてくれてありがとうと思いました。そのままなんだけど、見て、見つめてくれて、抱きしめてくれて、ありがとう。見てくれて嬉しい。まっすぐな感じ」と。この言葉で十分だった。わたしはそうゆうことをしたんだ。映画でしてしまったんだ。だから苦しくて恥ずかしいんだと思った。けど誰がなんと言おうと、愛しいよ。あ、この日もパーティに行った。好きな芸能人に会った。スカーフ巻いてた。映画のプロデューサー陣とラーメンを食べた。牛乳瓶の裏だ！と思った。(にかいめ) 皆さんと出会ってまだ1週間とかなのが面白いと思った。
11/3 『スマホ落としただけなのに』を友達と見た。夜は浅草で、初対面の親友にあった。私と話してるみたいだった。わたしが、場所になりたいと言ったら、僕は土だったよと言っていた。工藤冬里を教えてくれた。場所の歌を歌っていた。やっぱり、わたしは、警備員の挨拶を返して行きたいと思った。
11/4 家で歌ったりしてた。テラスハウス見始めた。心臓がなんか痛い。
11/5 テラスハウスみてた。映画のスタッフと呑んだ。心臓が痛い。窮屈。生きることに緊張していた。
11/6 テラスハウスみてた。つばさとショーンが尊い。リトミックの先生と生徒、ピザ屋の店員とおつかい少年にもみえる。夜はバイトしてた。吃音論漁り始めた。
11/7 朝はバイト。夜もバイトのはずだったんだけど、まさかのシフトダブルブッキングで暇に。高校の同級と呑んだ。。心身二元論 犬と飼い主 発生してるそれを俯瞰で見ている自分。吃音ってええやん。
11/8 一日中家にいた。テラスハウスとか見てた。兄から勧められた山田太一を読んでいる。会話と対話
これが 今日・・・
[記憶がどんどんなくなってきてる この前見た映画思い出せないくらい 簡単なこと 毎日ひとつ思い出せたらいいのに]
聞こえた歌詞のメモ
何がしたかったんだろう。公開する必要がまるでない。
一連の流れに今があることの安心を求めてだね。多分すぐ消すと思う。
2018/10/07
ひさびさの番頭。柴崎友香の『ビリジアン』を読んだ。
読みながら、ずっと、書きたかった。
おととい、h君が亡くなったと、成人式の時ですら動かなかった6年1組ラインが動いた。癌になったことは母から聞いていた。長くないことも聞いていた。ほんと、つい1週間と少し前、帰省時に近所のコンビニに煙草を買いに行った帰り道h君の家があって、家から笑い声が聞こえて、「もう長くない」息子がいるのに、笑ってる。なんて思いながら、引っ越して今は違う家族が住んでる可能性もあるな、と表札を見たけど、h君の苗字だった。スピってる。
声もかわいい斜視も青い服も、白く縁取られたサッカーのユニフォームも、思い出せるのに、言動とか思い出せない。金子って呼ばれてた。意味を持てない声音が再生される。
私の初恋のs君と仲よかったよね。
給食当番の帽子がクラス1似合っていた。
h君の家に遊びに行ったとき、女友達と2人でh君のベッドの上に座ったこと、それからふざけてベッドに横になったりして、恥ずかしい匂いというか、その光景だけ覚えてる。喜びながらやめろ！と怒られた。なつかしいな。
あとはほんと、なにも思い出せない。
こうして、君のイメージをなぞっていると、卒業式で泣いている君や、サッカーをしてる君や、揚げパンを食べてる君を知っている気がする、けど、実際にサッカーを見たことがあるかはわからない。
どっちでもいいな、っておもえる。
死はきっかけになるって言ったら失礼かな。
千本通り、ローソンの前、大学生の集団がドレミの歌を歌ってる。笑っている。黄色いスカートの女の子がいる。h君はコールとかされたことあるのかな。だいぶ歩いたけど、まだ笑い声聞こえる。同じ集団かはわからない。
もうすぐいえ。一人暮らしとか、したことないんだろうな。わたしは病院暮らしをしたことがないけれど。
柴崎友香の『ビリジアン』に書かれているスナップ写真のようにばらまかれた光景があまりに幼いわたしたちの記憶のふりをするので、泣いてしまった。
「 鉄の味に似てると思ってから、鉄なんかいつ食べたんだろうと思った」p.111
解説で三浦雅士が認識することは新しい情報を古い記憶に基づいて整理すること的なことを言っていた。
あしたはh君のお通夜で、久しぶりに同級生に会えることが楽しみなじぶんがいる。ごめんなさい。
さきやまそうしに助けられて
このわからなさをままならなさをそれだけをリュックに詰めて今朝もお水を飲むためだけに起き上がった。わからないということだけがわかる事に少し笑って、みたりする。全部がわからない。バスが発車するタイミングも、お父さんにお父さんがいることも、あの子が急に大学を辞めたことも、面識のない彼が自殺した理由も、わたしが大きすぎるTシャツを着る理由も、泉もないし降ってくるわけでもない物語を、しんどいしんどい、出し切った歯磨き粉を絞り出すように頑張って物語を生む理由も、みんな笑ったら口角が上がることも、お風呂に毎日入ることも、何にもわからない。わからない。心臓が休むことなく、何かに怖がる音を出して、わたしはそれに保湿クリームをぬってやる。ずっと、ずっと、このまま、あの人の言葉の中から出られない。安心と恐怖。嫉妬情景。絶景を忘れられなくて、求めて立ち上がる。不器用な言葉の使い方。戦うことも守ることもできません。多分一生あの人の言葉の中。今日も今日が終わる頃、今日が終わる頃のわたしが今日１日のわたしの汚れを落としに、自らお湯に浸かりに行くのだ。わらけちゃう。なにをしてるの？何がしたいの？わからない。わからないということだけがわかる。
おうおう
おうおう、感情がyabai、おうおう
好きという感情が脳内で休むことなく作られてはタンクにためられ、もう無理いっぱいよーん、あふれ出した時に私は突然「おうおう」とか声に出して言ってしまう。電車の中とかでも、一人で歩いている時でも、誰かと優雅なティータイム中も、バイト中も、50デシベルくらいで言ってしまう。「おうおう」
昨日はいい日だった。部屋ん中にエアコンがなくてデジタル時計の温度計は３７度という表示。M1の予選敗退者くらいの笑い取れるな、この「３７度」。室内という概念がない家の中を飛び出して、喫茶店に向かう。喫茶店は良いな。涼んだ。心も洗われた。優しいスポンジで荒んだ心が洗われた。コーヒー美味しいな。喫茶店で無気力読書、明日死のう。
「おうおう」
なんか宇多田ヒカルの動画見てたら2時になった 一旦寝る 私の感情は持続するわっきっと
リード・・ちゃん
昔犬を飼っていた。茶色いティーカッププードルを飼う予定だったので「チャティー」と名付けたが、ティーカップは寿命が１３年なのでトイプードルに変更したけど名前は「チャティー」のままだった。まつげの長い女の子。犬には自分のことを人間だと思っている犬と、自分のことを犬だと思っている犬の二種類があると思うんだけど、チャティーは自分のことを人間だと思っている犬だった。私はチャティーとよく兄の取り合いをしていた。チャティーとはずっと仲良くなれなかった。小学二年生くらいの時にチャティーのリードを外そうとした時、すごい勢いで噛まれたのがトラウマでそれ以来チャティーのリードをつけも外しもできなくなってしまったのだ。私はそれから犬も苦手だった。犬飼ってたのに・・・。犬臭がするから、一人で散歩していても、知らん犬が尻尾振って近寄ってくるのを怪訝な顔して避けていた。大学進学のため実家を離れて３年目、チャティーが死んだ。と親からラインがきた。全く悲しくなかった。実感がまるでなかった。涙が出なかったことが、悲しくって、泣いた。帰省しても犬がただ居ないだけで、私の中では全く死ななかった。自分は、思考が飛躍しがちなんだけど、犬を感じたくて、犬を食べに行った。食用の犬だ。牛すじの硬いところだけって感じの食感だった。味はチゲ味で美味しかった。犬は感じたけど「チャティー」を弔うことはできなかった。当たり前やろって突っ込みは１００回くらい自分でしている。
そんな犬こじらせの私なのだが、最近、犬が好きなのだ・・・。というかリードちゃんが好きなのだ。理由は二つ。
ひとつめ 高橋たか子にはまって、高橋たか子が犬好きだったので
ふたつめ ハイローにはまって、岩田剛典の沼に足を突っ込んだんだけど、岩田剛典＝犬だったので
犬と飼い主の間を二度と同じ線を辿らない葉陰のように揺れ動くリード・・・ちゃん。可愛すぎる。愛しいわぁ。犬が尻尾フリフリ私の元へやってくると、ピーンとリードが伸びで、緊張と困惑と興奮と欲望と、全てがそのリードをぴーんとさせていることが愛しくって、私「キャァ。リードちゃん・・・♡かわいいわぁ♡」ってなってしまう。
はい、そんな私、気付いちゃったんだけど、関係性がシンボライズされたものが好きなんだとさ。既婚者とか、好きやねん。。。。結婚指輪とかほんま萌えんねん。。。。いつだってゴールない話だけど、今回ばりない。いつもよ
犬の力を知ってますか？
犬の前で人間は無防備になる。
岩田剛典の前で人間は無防備になる。
岩田剛典＝犬
2520日前の6時半に起きてえらい
朝6時半。ワイファイ乞食なのでばり強いワイファイを求めて大学にいる。が、教室が空いていなかった。ベンチに座って裸足になった。早朝の風が気持ち良い。
朝6時半の大学は警備員が普段より大きな声で喋っていた。というか５０メートル間で振りかぶって投げるような会話をしていた。生き生きとしてみえた。
高校生の頃、部活のことしか考えていない系だった。「努力は必ず報われる」を毎日着ては健気に朝練へ行っていた。うる覚えだが毎日6時50分とかの電車に乗っていた気がする。すごいなぁ。えらいなぁ。でも今日の私も相当えらい。でも暑い。汗が止まらん。やっぱ寝たい。ぴー。ギャル。今日も頑張るぞーいぞーい
朝読⇩富岡多恵子⇩
布団は畳んだままで寝ていた
スナックで働いているドブに捨てるような酒の飲み方をして諭吉を飴玉でも扱うように軽く机の上に何枚も置く年増男たちの話をテキトーにすごーいって褒めて時給はコンビニの数倍だ。普通に流されていくのが怖い。だからか最近必死こいて音楽を聞くようになった。イヤフォンが耳にある生活はこれまでも馴染みあるものではあったんだけど、全身全霊を持って音楽を注入するぞ！まじ超気合です！空っぽに点滴。
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最近パソコンでitunes開くとこれ毎回表示されて機嫌わるなって期限間近の仕事を後回しにして今日も人生を棄権したい気持ちと未完成の映画の怨念を背負ってねじれたリュックの肩紐を直す仕草と面識のないあの人の爪を鳴らす音のタイミングがあって歩くプロモーションビデオはあちこちにある。のんきにコーヒー飲んで、やっぱり地球に生まれて面白い。ばかあほどじまぬけなので感情なんて目まぐるしく変わって行く。学校に来た。
⇩めっちゃなんとなく見てる⇩クストリッツァじゃない方の⇩
⇧享受完了⇧★3.8
事務室あくまで友達に勧められた眉村ちあきさんをきく。私は全部が中途半端なので、大胆な女の子、羨ましい。歌詞もたくさん元気をもらった。フレーム外のヤンキーの下品な爆笑が心地よい。わたしよりわたしなひとはいないね。
