リード・・ちゃん

昔犬を飼っていた。茶色いティーカッププードルを飼う予定だったので「チャティー」と名付けたが、ティーカップは寿命が13年なのでトイプードルに変更したけど名前は「チャティー」のままだった。まつげの長い女の子。犬には自分のことを人間だと思っている犬と、自分のことを犬だと思っている犬の二種類があると思うんだけど、チャティーは自分のことを人間だと思っている犬だった。私はチャティーとよく兄の取り合いをしていた。チャティーとはずっと仲良くなれなかった。小学二年生くらいの時にチャティーのリードを外そうとした時、すごい勢いで噛まれたのがトラウマでそれ以来チャティーのリードをつけも外しもできなくなってしまったのだ。私はそれから犬も苦手だった。犬飼ってたのに・・・。犬臭がするから、一人で散歩していても、知らん犬が尻尾振って近寄ってくるのを怪訝な顔して避けていた。大学進学のため実家を離れて3年目、チャティーが死んだ。と親からラインがきた。全く悲しくなかった。実感がまるでなかった。涙が出なかったことが、悲しくって、泣いた。帰省しても犬がただ居ないだけで、私の中では全く死ななかった。自分は、思考が飛躍しがちなんだけど、犬を感じたくて、犬を食べに行った。食用の犬だ。牛すじの硬いところだけって感じの食感だった。味はチゲ味で美味しかった。犬は感じたけど「チャティー」を弔うことはできなかった。当たり前やろって突っ込みは100回くらい自分でしている。

そんな犬こじらせの私なのだが、最近、犬が好きなのだ・・・。というかリードちゃんが好きなのだ。理由は二つ。

ひとつめ 高橋たか子にはまって、高橋たか子が犬好きだったので

ふたつめ ハイローにはまって、岩田剛典の沼に足を突っ込んだんだけど、岩田剛典=犬だったので

犬と飼い主の間を二度と同じ線を辿らない葉陰のように揺れ動くリード・・・ちゃん。可愛すぎる。愛しいわぁ。犬が尻尾フリフリ私の元へやってくると、ピーンとリードが伸びで、緊張と困惑と興奮と欲望と、全てがそのリードをぴーんとさせていることが愛しくって、私「キャァ。リードちゃん・・・♡かわいいわぁ♡」ってなってしまう。

はい、そんな私、気付いちゃったんだけど、関係性がシンボライズされたものが好きなんだとさ。既婚者とか、好きやねん。。。。結婚指輪とかほんま萌えんねん。。。。いつだってゴールない話だけど、今回ばりない。いつもよ

 

 

 

犬の力を知ってますか?

犬の前で人間は無防備になる。

岩田剛典の前で人間は無防備になる。

岩田剛典=犬

 

 

bookmeter.com